太陽光発電業者の倒産傾向と対策

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太陽光発電業者の倒産傾向と対策

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太陽光発電業者の倒産が急増中!

 

太陽光発電業者の倒産が相次いでいます。

 

きっかけは売電価格の引き下げ。毎年2〜3円の引き下げが続き、太陽光発電はいつでも誰でも設置すれば儲かる時代ではなくなりました。

 

結果、太陽光発電を設置する前に十分なシミュレーションをしたり、適正価格や相場を念入りにチェックしたりするユーザーが増え、無茶な営業や暴利をむさぼる業者は撤退を余儀なくされたといえます。

 

業者が厳選されている状態ですが、半面、今目の前にいる業者が本当に信頼できる業者かどうか、その場での判断は難しいと思います。

 

ここでは、今まで倒産した業者のデータを分析し、傾向を割り出し対策を練っていきたいと思います。

 

倒産する業者の傾向

 

 

太陽光発電関連業者の倒産件数と負債額

(2018年1月12日公開 東京商工リサーチ資料を基に作成)

 

倒産件数は過去最悪の88件、負債額は300億円近くまで増加しています。負債額膨れ上がった原因は、福岡で太陽光パネルの組み立て・販売を手掛けていた会社の倒産が一因です。(この会社だけで52億の負債)

 

小さな販売店だけではなく、産業用を取り扱う業者やコンサルティング、売電事業を行う会社も含まれています。

 

また、公開資料の対象となっている業者は破産や民事再生法等の手続きを取った業者のみです。実際は倒産前に撤退する業者も多いことから、設置した業者と連絡が取れなくなる等の被害はもっと多くなると予想されます。

 

中小規模で営業年数の短い業者の倒産が多い

 

ここで、内訳を見たいと思います。

 

太陽光発電関連業者の倒産傾向では資本金5000万未満がほとんどを占める

(帝国データバンク 2018年1月16日公開資料より抜粋)

上記の表は、倒産した業者の資本金の内訳です。資本金5,000万円未満の業者が約9割を占めています。
また、1,000万〜5,000万未満の業者の倒産が43件と最も多く、全体の約半数にも上ります。

 

このことから、中小規模の業者の倒産が多いことがわかります。

 

次に倒産原因ですが、やはり最も多いのは「販売不振」。

 

太陽光発電業者の倒産傾向と対策

(東京商工リサーチ 2018年1月12日の公開記事を基に作成)


売電価格の引き下げの影響で、販売件数の落ち込みが激しく、対応できなかった業者の倒産が増加を続け、毎年最悪の記録を更新し続けています。

 

また、「事業場の失敗」では、他業種からの参入業者が目立ちます。
塗装や光回線等の電気工事を主業としていた業者が新規参入するものの、補助金や高い売電価格に頼った安易な事業計画、またノウハウ不足などが原因で、経営が立ちいかなくなってしまうケースが見受けられます。

 

やはり「営業年数」は会社設立からの年数ではなく、太陽光発電に従事している年数の確認が大切です。

 

もし業者が倒産したらどうなる?

 
  • メンテナンスの約束が無効になる
  • 万一の時の連絡先に困る

上記2つくらいは、誰もがすぐに思いつく「倒産されて困ること」ではないでしょうか。

 

実は、もっと大変なことになる可能性があります。

 

  • シミュレーションの上乗せや保証対象外の工事

    倒産の危機を回避するため、1件でも多くの契約が欲しい、切迫した運転資金を何とかしたいと考え、シミュレーションの上乗せや無理な設置工事を提案される可能性があります。
    シミュレーション通りに発電せず、いつまでたってもメリットがでなかったり、無理な設置工事によりメーカー保証対象外となってしまうかもしれません。
    メーカー保証が受けられなければ、本体は無料のはずの修理でさえ自腹を切らなくてはならなくなってしまいます。

  •  

  • お金が返ってこない

    太陽光発電を設置する際には半額程度を前金として支払うケースが多くあります。
    前金支払い後、工事前に倒産された場合は返金されることはまずありません。

  •  

  • 売電できない

    工事も無事終了、順調に売電を続けていたが、突然業者が倒産。
    この場合、経産省に提出した「事業計画」の内容と相違が出てしまうため、認定取り消しの可能性が出てきます。
    認定を取り消されると、最悪売電する権利がなくなってしまうことも考えられます。新たにメンテナンスや点検を引き継いでくれる業者を探さなければなりません。

 

倒産難民にならない為の対策

 

太陽光発電関連業者の倒産被害を受けないためのチェックポイント

 

その@:太陽光発電の営業年数の確認

 

 

太陽光バブルの時期に新規参入した業者は避けたほうが無難です。

 

全てが悪いとは思いませんが、他業種でいくら経験を積んでいても、太陽光発電でシロウトではノウハウが不足している可能性もあります。ノウハウ不足から適切ではないメーカーを勧められたり、無理な設置でメーカー保証が利かなくなってしまう危険性もあります。

 

太陽光発電関連業者の倒産被害を受けないためのチェックポイント

 

そのA:適正価格を知る

 

 

極端に安い業者も避けましょう。

 

どんなものにでも適正価格があります。あまりにかけ離れている場合、もしかしたら前金の持ち逃げや計画倒産を画策しているかもしれません。
もちろん、企業努力や得意メーカーだけ安くできる等、理由があれば別ですが、見極めるためにはきちんと時間をかけて担当者と話をする必要があります。

 

太陽光発電関連業者の倒産被害を受けないためのチェックポイント

 

そのB:シミュレーション値や設置kw数を他社見積もりと比較する

 

 

最も簡単に危険を見抜ける方法です。
シミュレーション値や設置kw数が他社よりも極端に多い場合、シミュレーション値の上乗せやメーカー施工基準を無視した工事の可能性が出てきます。当然、元を取るまで予想以上の時間がかかったり、そもそもメリットの出ない家庭であるかもしれませんし、メーカー保証が受けられなくなってしまいます。

 

仮に倒産の危機にない業者だったとしても、誠実さを感じないので契約しないほうが良いと思います。

 

 

最善の見積もり方法は?

 

倒産難民を回避し、更に極力安く、尚且つ安心して太陽光発電を導入するためには複数の業者から見積もりを取ることが最善の方法です。

実際に複数の見積もりを取るにはかなりの根気と時間が必要になってしまいます。

 

見積もりを取るためには

  1. 業者を探し、アポイントを取る
  2. 図面等を用意し、各業者にメールやファックスを送る、あるいは直接訪問を受ける
  3. 希望条件をそれぞれの業者に説明する
  4. 各業者から太陽光発電についてのメリット・デメリットや光熱費削減効果についての説明を受ける
  5. 1〜2週間後に見積もりを受け取り、更に詳しい説明と営業を受ける

 

・・・かなり面倒くさいと思います。
しかも、各業者とも必死に営業をかけてくる上に自分からアポイントを取っているので、なかなか断るのに気を使うことでしょう。

 

その点、「常にライバルがいる⇒断られる可能性がある」ことを前提とした一括見積もりは気が楽ではないでしょうか。

 

一括見積もりでは複数業者に同じ条件で一度にまとめて見積もりの依頼ができます。管理人が実際に一括見積もりを依頼した際、5社中2社が「最後の見積もりの後に連絡をください」と言っていました。

 

つまり、全ての見積もりが出揃い、仮に自社の見積もりが価格等でかなわなかった場合は更に「営業努力(値引きや付加価値)をします」ということを意味しています。

 

それだけ他社と比較されていることに慣れているということなので、自然と業者には競争力がつき、依頼する側としては気兼せずに冷静な判断ができます。

 

管理人が実際に利用した一括見積りサイト

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