東北電力の売電と出力制御について

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東北電力の売電と出力制御について

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東北電力の売電について

 

東北電力の管内での、太陽光発電の売電価格や期間、
出力制御の現状等を具体的に紹介致します。

 

【2016年(平成28年)度】東北電力管内の売電価格

設置容量

売電価格(1kwあたり)

売電期間

10kw未満(余剰売電)

35円

10年間

10kw以上(全量売電)

24円+税

20年間

 

東北電力管内は、【10kw未満も出力制御の対象】となっていますので、
余剰売電では1kwあたり33円が適用されます。

 

全量売電は、全国で統一の売電価格で【1kwあたり24円+税】となっています。

 

出力制御の区分け

〜10kw未満

(余剰売電)

10kw〜

50kw未満

50kw〜500kw

未満

500kw以上

2015年4月以降

の接続申込は

【指定ルール】

接続可能量超過後

の接続申込は

【指定ルール】

接続可能量超過後

の接続申込は

【指定ルール】

接続可能量超過後

の接続申込は

【指定ルール】

 

 

【指定ルール】について

【指定ルール】とは、出力制御の内容について、【特別に指定されている事業者(電力会社)にだけ適用されるルール】です。

 

通常の出力制御は、【年間360時間以内は無補償】で電力会社主導で行われることとなっています。【指定ルール】では、この『360時間』の上限がなく、出力制御による電力会社の補償もありません。

 

太陽光発電は立地条件(日照時間や地代)等で収益性が異なることから、地域により普及状況に差が出てしまいました。

 

特に集中した地域では、『【360時間以内】の出力制御だけでは対処できない、現状以上の再エネの受け入れは難しい』となり、そのような場合は【時間無制限・無補償】で出力制御できる【指定電気事業者】に認定され、【指定ルール】が適用されます。

 

無制限・無補償の出力制御を行うにあたり、電力会社には発電事業者に対し、不公平・不透明感が残らないよう、【出力制御の見通し】が公表されてます.

 

太陽光発電の受入状況

接続可能容量

連係確定分(2014年11月末)

552万kw

583.6万kw

(発電開始前の設備を含む)

 

上記の通り、東北電力では既に接続可能量を超過していて、全ての太陽光発電で出力制御が行われる可能性があります。

 

10kw未満の余剰売電では、2015年4月以降の申し込みに限りますが、10kw以上の全量売電では、【接続可能量超過後】指定ルール、となっています。

 

2014年11月以前の申込でも、指定ルール適用の可能性がありますので、充分に確認が必要です。

 

出力制御の見通し

出力制御の見通しは、【太陽光+風力】で試算されています。

 

≪受け入れ可能容量:太陽光552万kw・風力200万kw≫に対し、100万kw・200万kw・300万kwそれぞれ多く受け入れた場合の、出力制御の時間と制御電力、制御率の一覧が公開されています。

 

この一覧は、平成25年度の天候実績に基づいて想定されました。

連係した容量

制御時間

(時間)

制御電力量

(万kwh)

制御前の発電量

(万kwh)

制御率(%)

+100万kw

220

7,100

122,400

6%

+200万kw

580

37,000

244,800

15%

+300万kw

910

89,400

367,200

24%

 

実際の制御は、需要の変化や天候等の出力の変化があるため、上記の数字通りにはいきませんが、一つの目安にはなると思います。

 

更に、『JPEA(太陽光発電協会)』が【出力制御シミュレーション】を発表しています。この表は、【ベースロード等の電源(原発等)が316万kwの場合】を想定しています。

 

東北電力の出力制御シミュレーション

  • 1番左端の【124万kw】

    ・・・2014年11月時点での【太陽光発電の実際の発電量

  • 青のグラフ

    ・・・500kw以上・30日ルール適用の場合の出力制御率

  • 緑のグラフ

    ・・・10kw以上・指定ルール適用の場合の出力制御率

  • ピンクのグラフ

    ・・・10kw未満(余剰売電)・指定ルール適用の場合の出力制御率

余剰売電の出力制御は、【他の全ての太陽光発電を制御した後、一番最後に出力制御を行う】と想定しています。

 

出力制御は、【ベースロード電源の数値】で大きく変わってきます。

系統接続量(実際の発電量)が552万kw(接続可能量)の場合

ベースロード等電源容量

500kw以上・30日ルール

10kw以上・指定ルール

10kw未満・指定ルール

316万kw

7.1%

7.1%

0%

260万kw

2.9%

2.9%

0%

200万kw

1.0%

1.0%

0%

 

系統接続量(実際の発電量)が850万kwに達した場合

ベースロード等電源容量

500kw以上・30日ルール

10kw以上・指定ルール

10kw未満・指定ルール

316万kw

11.6%

30.1%

1.7%

260万kw

11.6%

16.6%

0%

200万kw

9.8%

9.8%

0%

東北電力が公表した【接続可能量:552万kw】までは、【30日ルール】も【指定ルール】も出力制御の割合に差がでません。しかし、接続可能量超過後は、徐々に差が開いていく試算になっています。

 

JPEA(太陽光発電協会)では、接続可能量である552万kwの発電が実際に開始されるのは、2020年頃、今回のシミュレーションの最大値である850万kwに達するのは2030年頃と予想しています。

 

2030年といえば、政府が太陽光発電等の再生可能エネルギーを、全エネルギーの20%程度まで引き上げる方針を出しています(エネルギーミックス)。

 

出力制御が大きくなれば、太陽光発電の導入をためらう方も増えるかもしれません。ベースロード電源を極力少なくする、電力会社間での融通を増やす、設備を増強する等、出力制御に頼り過ぎない対策を望みます。

 

再生可能エネルギー発電促進賦課金について

 

太陽光発電の固定買い取り制度は国民の電気料負担によって成り立っています。

 

これは太陽光発電の導入を促進する為の処置で、導入者も一般の方にも平等に電気料金に付加されています。

 

平成24年7月以降、『再生可能エネルギー発電促進賦課金』として、全国一律の単価となっています。

 

平成27年4月までは、1kwにつき0.75円が加算されます。売電が始まった当初(平成23年度)は1kwあたり0.03円でした。

 

国民の負担が急激に大きくなっていることがわかります。このことからも、今後、売電価格が引き下げられることは必至。固定買取制度は、契約後の10年間の価格が固定します。

 

現在太陽光発電設備の導入をご検討されている方は、これらの売電を巡る環境を考えると、早い段階で導入をすべきでしょう。

 

工事を終え、電力受給が出来て初めて申請が出来るのです。それには出来るだけ早く導入を決め、出来るだけ早く工事に着手しなければなりません。

 

東北電力の売電と出力制御について

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